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活動報告


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●2023年は毛穴地区にアユが遡上していることを確認しました。(2023.8.1なかよし橋下流で数個体確認)

●2022年は毛穴地区にアユが遡上していることを確認出来ませんでした(2022.9)

6月から9月まで月一のペースで石津川本流毛穴地区と石津川支流百済川(朝日橋)にてアユの目視観察を実施してきました。その結果、百済川(朝日橋)では小さな群れですが複数回確認しましたが、毛穴地区ではこの期間を通して全く観察できませんでした。昨年(2021年)、初めて毛穴地区にてアユを確認し皆さんと喜びを分かち合いましたが、残念なことに今年度(2022年)はまったく確認できませんでした。

その原因として考えられることは、あくまで憶測のお話になりますが、@大阪湾から石津川に遡上する稚魚の絶対量が少なかったことで毛穴地区まで遡上しなかった。A大鳥井堰は撤去され、その跡は一定整備されたとはいえ遡上を確実に担保する構造になっておらず、遡上時の河川水量の状況よっては不安定さが残る。その他考えられることはいろいろありますが、この点についてはまた皆さんと議論したいものです。

石津川だけの問題ではありませんが、地球温暖化により海と河川の高水温化傾向が進行しています。このために、どちらかと言えば冷水を好むアユ自体の生息環境が大阪では縮小されている可能性があります。特に石津川のような上流域に森がなく、多くは都市部を流れる流路の短い川は高水温化しやすいと考えられます。ところで、川は一般的に上流に行くほど水温は低下します。したがって高水温化になればなるほど生息適地が上流側に移動するかもしれません。今年の8月の観察日の水温は毛穴で32.5℃ありました。これはアユの生息に適した水温をはるかに超えています。さらに上流まで確実に遡上できるように我々も何らかのアクションを起こす必要があると思います。

●毛穴地区にアユが遡上していることを確認しました(2021.6.25)

毛穴地区でアユが確認できたのは調査を開始した2010年からから初めてのことです。「やっと毛穴地区まで遡上してくれたか」と感慨深いものがあります。地元毛穴町の方々の石津川に対する強い思いと、また、泉北地区にある下水処理場からの放流水の高度処理化や下流の堰の改善等があったことが大きいと考えます。

一つ気になることですが、地球温暖化で石津川の水温は高温化の傾向が続いています。アユは30℃を超えるような高水温にはそれほど強いとは思われません。毛穴まで遡上したアユもこの夏を越せるのか少し気になるところです。ちなみに85日の毛穴地区の午後3時の水温は33.0℃でした。

@石津川毛穴地区に大阪湾から遡上したアユ(2021.7.21撮影)

A石津川支流百済川のアユとボラ(2021.7.21撮影)

B石津川の水生生物調査(2021.1.30撮影)

●堰等の改良とアユの生息実態調査について(2019年度)

  <報告資料>改良後の堰とアユの遡上(2020.6)

堰等の改良とアユの生息実態調査について(平成30年度)

  <報告資料>
  平成30年度のアユの生息実態調査結果について

●今年もアユの遡上を百済川で確認しました(29年度

なお、捕獲網を使う魚道での遡上調査はアユを死亡させるリスクが高いことから控えることになりました。また、本流は630日まで大掛かりな河川改修工事が実施されているため、遡上実態調査を控えている状態です。

●昨年に引き続き、今年も稚アユが魚道を遡上しました(28年度)

我々の活動が平成2898日の読売新聞(朝刊)に掲載されました

 <調査結果等報告資料>
  @
石津川の四手湯井堰魚道におけるアユの遡上調査結果(H28.5)
  A
石津川の新設魚道を遡上したアユと次の一手(H28.5)
  B
石津川(河口から新川橋まで)の人工横断構造物(H28.5)


●ついに稚アユが私たちの提案した魚道を遡上しました(27年度)

2745月にかけて石津川・四手(しで)()井堰(いぜき)に新設された魚道でアユの遡上調査を行いました。その結果、アユが魚道を遡上したことを確認しました。

●平成22年からアユの生息実態調査を開始し、今までに、生息範囲、産卵の有無、流下仔魚の調査等を通してアユに関する情報を集積・発信してきました。

●河口から2.9km地点にある四手湯井
堰は、アユをはじめ多くの魚の遡上を阻害していることがわかりました。平成25年に大阪府鳳土木事務所は我々が設計提案した魚道を参考に魚道を新設し、翌年には流量を抑えるための仕切提を設けるなどの改良も行われました。

●期間中4個体のアユが魚道
に設置した捕獲網に入りました。またアユ以外ではタモロコ 、モツゴ、ヌマチチブ、ウキゴリ、ゴクラクハゼの5種類の魚類とテナガエビ、モクズ ガニが入りました。四手湯井堰魚道におけるアユの遡上数調査結果(H27.5

<アユ・水生生物調査関係・調査報告書>
@
アユをシンボルとした市民活動グループによる都市小河川の環境改善の取組(H23.10
A石津川・流下仔アユ調査結果の考察(H23.12
B
平成23年石津川魚類調査報告書(H23.12
C
石津川(百済川)・流下仔アユ調査等の結果と考察(H24.12
D石津川のアユと魚道に思う 5 年間の活動から(H27.5
E
四手湯井堰魚道におけるアユの遡上数調査結果(H27.5

<川の清掃活動>


アドプトリバー・鶴田町(鶴田町自治会&石津川に鮎を)
大阪府鳳土木事務所や地元自治会との連携事業として、河川美化活動を年 2 回実施。この事業は平成18年から継続しており、花いっぱいの河川敷が維持されています。
認定書
H19329日 認定)
活動場所:JR
阪和線津久野駅西石津川右岸 (H18)

アドプト活動って? 
アドプトとは「養子にする」という意味です。アドプト活動とは河川や道路、公園などの公共空間の一定の範囲を、管理者である行政に代わって住民や事業者が里親となって清掃や緑化等のボランティア活動を行い、地域に愛されるきれいな河川や道路、公園づくりや地域の環境美化に取り組む活動です。
大阪府アドプトプログラム

<イベントによる啓発・広報活動>


啓発活動として私の水辺・泉北地域交流会をはじめ各種のイベントに参加し、パネルや生き物展示等を通じて石津川への関心を高めていただきました。今までに「堺ボランティア市民フェスティバル」、「エコころフェスタ」 、「泉北なつ・ゆめまつり 2011」、内川・土居川まつり、 南区ふれあいまつり、 地域協働フォーラム等に参加した。私の水辺大発表会には毎年継続して参加しています。

<水質調査>


毎年6月に
身近な水環境の全国一斉調査の一環として、石津川水系の水質調査を実施してきました。(H16H248年間の調査結果を蓄積したので、今後の調査はしばらく休止します。


石津川水質調査結果報告書
H16年度石津川水質調査結果報告書
H18年度石津川水質調査結果報告書
H19年度石津川水質調査結果報告書
H20年度石津川水質調査結果報告書
H21年度石津川水質調査結果報告書
H22年度石津川水質調査結果報告書
H23年度石津川水質調査結果報告書

関連する報告書

●石津川の水質(H21.1 盛田正敏)
水質汚濁の指標項目と石津川の水質について(H21.1 盛田正敏)

<その他、今までに実施してきた活動>
市民から親しまれる川づくりを目指して、流域全体の河川環境改善を促進するために、多角的に多様な活動を進めてきました。具体的な活動は以下のとおりです。
@月 1 回の定例会を開催(意見交換、活動の計画、研修会などの実施)。
A「石津川葦舟まつり」として、近隣の小学校や NPO と連携し、石津川産の葦を用いた葦舟をつくり、子どもたちとの川下り、川の役割の学習や水生生物観察会の実施。



Bその他
 ・大阪府が主催する石津川流域交流会議に市民団体の代表として参画
 ・堺市が主導する石津川ヨシ原再生事業、生きもの調査に市民協働として参画
 ・石津川フォーラムの開催(平成19年 堺市総合福祉会館5階大研修室にて)
 ・小学校での出前講座を実施し、市民の立場から河川環境の大切さ、グループの取組
  みの説明を行いました。(堺市立平岡、神石、宮山台各小学校)
 ・H22年に大阪府河川愛護功績者として感謝状を授与されました。またH23年には大阪環
  境賞府民活動部門の特別奨励賞を受賞しました。

市民ボランティア・ネットワーク 石津川に鮎を

〒590-0078
堺市堺区南瓦町2丁1番 堺市総合福祉会館2F 堺市民活動サポートセンター 

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